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“過払金特需”

 電車,地下鉄の車内で,「過払金返還」「債務整理」をうたう司法書士事務所の広告が目立つようになった。ちょっとした過払金特需であろう。
 過払金返還請求は確かに“割りのいい”仕事である。先輩法曹の努力で,仕事のパターンも概ね確立しているし,激しい議論もない。一部貸金業者を除いて,相手方もたんたんと取引履歴を開示し,和解をすすめる(もちろん訴訟で解決しなければならないケースもあるが)。依頼者の借金の額面が減じ,あるいは金が返ってくる。感謝されるし,報酬もきちんともらえるし,ストレスも小さい。法律業務に従事するものとしては「おいしい」仕事であろうし,だからこそ巨額の広告費を使ってもなお客を誘引しようということになるのだろう。
 ただ,だからと言って,電話や手紙だけで業務を受けたり,和解を依頼者に何の説明もせずに進める,というのは問題であろう。ともかく依頼者に会って,話をきき,本人が抱える問題解決の一環として過払金の返還を進めるというのが大事なことのように思う。
 依頼者が自己破産を望んでいるのに,過払金返還と任意整理を適当にやってしまう,旬日もたたないうちにその人が別のところに「これでは払えないから,やっぱり自己破産したい」などと相談にいく。などという話をきいたことがあるが,論外であろう。
 ところで,東京に出張すると大阪ほど債務整理,過払金返還の広告は多くない。また広告主も弁護士が中心のように思う。東京と大阪の違いはどこにあるのだろうか。
 

THE DAY OF THE JACKAL

 「ザデイ オブ ザジャッカル」というのは小説の題名。著者はフレデリック・フォーサイス。イギリスの著名な政治サスペンス作家である。フランスの反政府組織から時の大統領ドゴールの暗殺を依頼されたイギリス人のプロの殺し屋が着々と計画を遂行していくが,フランス警察組織の腕利きの捜査官がその殺し屋(ジャッカル)を追い詰めていき,ドゴールが必ず屋外に現れるフランスの解放記念日(第二次大戦の)にクライマックスを迎える,という話である。
 ずいぶん前(もう30年近くまえ)通勤電車の往き帰りのなかで,わからない単語は無視して原書で読んだ。私のつたない英語力でもほんとに面白かった。
 昨年の秋くらいから,また読み始めた。今度は,電子辞書をひきひき,である。やはり面白い。反政府組織の作戦部門の責任者,武器の密造者,パスポートの偽造を職とする人,フランス反政府組織ののためにはたらく女性,男爵夫人などなど,多彩な登場人物の人生が書き込まれているのも興味があるが,なんといってもジャッカルが計画を立案し,実行していく様が面白い。大英図書館にこもってドゴールの過去の何年もの新聞記事をあたったり,傭兵時代の知り合いから紹介をうけて,特殊な武器やパスポートの作成をプロに依頼したり。そして,イタリアからレンタカーでフランスに侵入し,いくつか用意したパスポートで警察の追及をかわし,その日を迎える。一方捜査官は,コードネーム程度しか情報がなかったにもかかわらず,イギリス警察の協力を得てジャッカルが誰か,どんなパスポートを手に入れているかを見つけ出し,次第に追い詰めていく。
 もちろん面白いから何度も読んでいるのだが,ジャッカル個人の仕事のしかた,フランス警察,イギリス警察の組織としての動きもまた非常に興味深いし,自分の仕事の進め方の参考にもなる。
 昨年秋から数えて,今読んでいるのは4回目である。電子辞書を引かなければならないのも,1ページ2,3個になってきたので,ずいぶん楽になった。
 特別趣味がないから,ということもあるが,しばらくはこの小説を繰り返し読んでみようと思っている。
 

「マイナス」の感情とどうつきあうか

 弁護士事務所に「明るく楽しい」気持で相談に来る人はまずいない。
 「腹が立つ」「悔しい」「憎たらしい」「不安だ」「苦しい」「つらい」などなど・・・・・・。民事ではマイナスの感情のオンパレードである。
 刑事事件になると,これはもう社会のいわば「病理」を扱うことになる。明るく気持ちよく仕事をする,というのは難しい。
 しかし,この仕事を続ける限り,マイナスの感情とうまく付き合っていく必要がある。あまり感情移入しすぎては身がもたない。さりとて,依頼者の気持ちがわからない弁護士など,だれも相手にしたいと思うまい。司法研修所の教官が「所詮,人のことと思え」と言っていたが,ずいぶん苦しい思いをした挙句の言葉のように思う。
 刑事事件でも,懸命に被告人のために動いていて,最後に裏切られたような思いをすることがある。多くの先輩弁護士が刑事事件をあまりやらなくなるのもそういう経験を何度か繰り返すからではないだろうか。
 弁護士という職業につきまとう宿命みないなものだろう。
 もちろん,他の職業にはない大きなメリットもある。自分で決断し,自分で動ける。時間管理も概ね自分の裁量でできる。力のある弁護士になれば仕事も選べるだろう。会社と上司の都合でしかスケジュールを決められないサラリーマンとは比較にならない自由がある(と自分では思っている)。
 「マイナスの感情」とうまく共存しながら,この仕事を続けていきたいと思うこの頃だ。
 
 

事務所開設1年

 3月も半ばを過ぎた。高槻の駅前(というには若干距離があるが)に事務所を構えて,ようやく1年がたった。
 わずか1年,かもしれないがいろいろな人に会い,いろいろな事件に出会った。破産,債務整理,交通事故,貸金回収,賃貸借,共有物分割,境界紛争,相続,離婚,労働と右往左往しつつもなんとか依頼の趣旨に沿って仕事はやっているように思う。時々は,昔とった杵柄で,表示や権利の登記,建設業許可の仕事などもあり,結構主観的には忙しく働いている。
 こうした仕事をしながら,日常言い聞かせているのは「現場主義」である。主義などというのは多少大げさな感があるが,現場のあるものは必ず現場に行こうと思っている。交通事故などはその典型であるが,賃貸借であればその物件を見たいと思うし,破産であれば事務所や自宅を見てみたいと思う。過払金の返還などになると,さすがに現場はありそうにないが,それでも債務者との打ち合わせは密にやりたいと思う。
 「現場主義」は,できる限り守っていきたいと思いながら,事務所を構えて2年目に入ったところた。

忙しい

事務所を構えて1年たった。
年をくっているが,新米即独なので,事務所を維持していけるか,少し心配な時期もあった。
しかし,最近は結構忙しい。
土日も出勤しなければならず,正直しんどい。
まあ,贅沢な悩み,と考えてもうしばらくは西口弁護士と二人で頑張っていきたい。
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多賀光明

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