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「マイナス」の感情とどうつきあうか

 弁護士事務所に「明るく楽しい」気持で相談に来る人はまずいない。
 「腹が立つ」「悔しい」「憎たらしい」「不安だ」「苦しい」「つらい」などなど・・・・・・。民事ではマイナスの感情のオンパレードである。
 刑事事件になると,これはもう社会のいわば「病理」を扱うことになる。明るく気持ちよく仕事をする,というのは難しい。
 しかし,この仕事を続ける限り,マイナスの感情とうまく付き合っていく必要がある。あまり感情移入しすぎては身がもたない。さりとて,依頼者の気持ちがわからない弁護士など,だれも相手にしたいと思うまい。司法研修所の教官が「所詮,人のことと思え」と言っていたが,ずいぶん苦しい思いをした挙句の言葉のように思う。
 刑事事件でも,懸命に被告人のために動いていて,最後に裏切られたような思いをすることがある。多くの先輩弁護士が刑事事件をあまりやらなくなるのもそういう経験を何度か繰り返すからではないだろうか。
 弁護士という職業につきまとう宿命みないなものだろう。
 もちろん,他の職業にはない大きなメリットもある。自分で決断し,自分で動ける。時間管理も概ね自分の裁量でできる。力のある弁護士になれば仕事も選べるだろう。会社と上司の都合でしかスケジュールを決められないサラリーマンとは比較にならない自由がある(と自分では思っている)。
 「マイナスの感情」とうまく共存しながら,この仕事を続けていきたいと思うこの頃だ。
 
 
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